もしもそうなると、次の首相が選出されるのは臨時会ではなく、特別会ということになります。
ちょっとこのあたり、整理しておきましょう。
国会には3種類+αあります。これは中学の知識でもイケますね。
常会。臨時会。そして特別会。+αで、参議院による緊急集会です。
常会は毎年必ず1月に召集されるもので、来年度予算などを決める大事な会議ですが、今から2年半前の常会では、ライブドアの粉飾決算疑惑とか、耐震偽装問題とかで、民主党の前原議員が代表を辞めたり等、予算以外のゴタゴタも色々取り扱っていたような気がします。
延長は1回まで。ただし延長には、両議院一致の議決が必要です。
臨時会は、常会の会期150日間(1〜5月)が終わった後、次の常会までに国会の活動が必要であるとされた時、内閣の職権またはいずれかの議員の総議員の4分の1の要求で召集されるものです。
延長は2回まで。これにも両議院一致の議決が必要です。
特別会は、衆議院の解散総選挙後、30日以内に行われるもので、内閣総理大臣の指名が全ての案件に先立って行われます。
これも延長は2回まで。もちろん、両議院一致の議決が必要です。
さて、最初のほうで
『もしもそうなると、次の首相が選出されるのは臨時会ではなく、特別会ということになります』
といいましたが、違いに気づいて頂けたでしょうか?
特別会は、衆議院の解散総選挙後の国会と一般に言いますが
任期満了に伴う総選挙後に行われるもの、とはなっていません。
では、任期満了に伴う総選挙後に行われる国会は何になるんでしょう? いずれにしても解散しているのだから、次なる総理を決めなければなりませんよね。
スー過去によれば、この場合は、臨時会が召集されることになります。
●解散総選挙後は、特別会。
●任期満了による総選挙後は、臨時会。
ビミョ〜な違いですが、平成4年の国家1種の問題で出題されているので、一応おさえておきましょう。
焼き直し(焼き写し?)の問題として、いつ国家2種やそのほかの試験に降りてくるかわかりませんからねえ。。。
最後に参議院の緊急集会ですが、これは衆議院が解散された時に、緊急の必要性があるときに開かれるものです。
衆議院の任期満了に伴う選挙期間中には召集されないものなので、この小さな知識も脳内にしまっておきましょう。(平成3年の国家2種に出題されています。)
追記
そういえば、以前受けた民間企業のの試験で、衆議院の解散についての問題がありました。
どんな問題かというと…。
問.次の通称の衆議院の解散時の首相は誰であるか。
(1)バカヤロー解散 ( )
(2)黒い霧解散 ( )
(3)死んだふり解散 ( )
(4)嘘つき解散 ( )
(5)郵政解散 ( )
こんな感じの問題でした。分かるかバカヤロー!
一応、郵政解散の小泉純一郎だけ書きましたが、ものの見事に落とされました。総理大臣を意識しだしたのって宮沢さん(当時小1〜3)ぐらいの時からだよ…。
正解は(1)吉田茂(2)佐藤栄作(3)中曽根康弘(4)宮澤喜一(5)小泉純一郎
公務員試験は、こんな意地悪な問題は出ないのでご安心を。
佐藤元首相が非核三原則を唱えたとか、田中元首相が中国を訪問して日中国交正常化、その後の福田首相が日中平和友好条約を調印したとか、そういう外交史は『国際関係』の分野で出題されますけれども、国の在り方、地方の在り方などに関係ない、あまり意味のない問題は出されないように思います。
職種による出題者の意図も考えながら、勉強を進めていきたいですね。
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